スーパーなどでよく見かける「生姜(しょうが)」ですが、摂取することで様々な効果をもたらしてくれることがあるのはご存知でしょうか?今回は「生姜の効果」と「生姜を食べる際の注意点」について解説します。

生姜の3大効果

①免疫力を高めてくれる

生姜の辛み成分である「ジンゲロール」はファイトケミカルの1種です。ファイトケミカルとは、植物が外敵から身を守る際に作られる物質のことです。このジンゲロールは抗酸化作用が高いので、免疫力を高める効果があります。

②美肌効果がある

生姜を熱すると、ジンゲロールの1部は「ショウガオール」に変わります。ショウガオールは熱を作り出す物質なので、肌の新陳代謝が促進されます。新陳代謝が良くなると、シミやシワなどの改善を手助けしてくれるので、美肌効果もあると言われています。

③血行をよくしてくれる

生姜は熱することで「ジンゲロン」という物質を生み出します。このジンゲロンは身体を温める作用があるので、芯から「ポカポカ」と温まり、血行が良くなります。血行が良くなると、脂肪も燃焼しやすくなります。

生姜を食べる際の注意点

1日の摂取量

身体にとって様々な効果がある生姜ですが、1日にどれぐらい摂取するのが良いのでしょうか?生姜の1日あたりの摂取量のめやすは、10グラムと言われています。すりおろした場合は大さじ1杯、パウダーの場合は小さじ1/2と覚えておきましょう。

生姜を食べる際の注意点

生姜の摂取にはいくつか注意点がありますので、食べる前に1度確認をしておきましょう。

①乾燥肌の人は注意
生姜に含まれる「熱」を生み出す作用は、乾燥肌や肌の炎症を悪化させてしまうことがあります。肌が弱い方は、少量ずつ摂取をして様子をみてみましょう。

②胃腸の弱い人は注意
胃腸が弱い方は食べ過ぎることにより、腹痛や下痢などを起こすことがあります。1日の摂取量を守り、それでも体調を崩すようであれば、少量にした方が良いでしょう。

③妊娠中は注意
生姜を摂取しすぎると、流産を起こす危険性があると言われています。妊娠中の場合は必ず1日の目安を守り、過剰に摂取することのないようにして下さい。