ウコンとは?

ウコンとはショウガ科ウコン属の多年草です。近年ウコンの様々な効能に注目が集まり、話題になることも多い植物です。別名ターメリックとも呼ばれますが、こちらの呼び名の方がなじみ深い人もいるでしょう。カレーに入っている香辛料ですね。原産はインドで生産量、輸出量ともに世界一です。香辛料のほか、布を黄色に染める染料としても使われます。日本に出回っているのは春ウコン、秋ウコン、といわれるものが主で、それぞれ別種になります。ウコンには様々な薬効があり、古くから漢方薬として利用されています。国内では主に沖縄県で「うっちん茶」として親しまれおり、近年でもウコンの研究がさらに進められています。

春ウコンと秋ウコンの違い

春ウコン
ウコンの中でも春ウコンは4月から5月にかけてきれいなピンクの花を咲かせる種で、正式名称を「キョウオウ」といいます。動脈硬化やコレステロールを下げる、ガンを抑制するなどの働きがあるといわれ、100種類を超える精油成分が含まれています。ミネラルや食物繊維も豊富ですが、強い辛みと苦みがあります。

秋ウコン
秋ウコンは7月から8月に花を咲かせる種で、正式名称をウコンといいます。春ウコンと違い、精油成分やミネラルは多くなく、代わりにクルクミンという成分が豊富に含まれています。このクルクミンはターメリックの黄色色素で「二日酔いに効く」とされている成分はこのクルクミンです。クルクミンの含有量は春ウコンの10倍以上。水に溶けにくくあまり苦みはありません。