ウコンの効果効能5つ

ウコンの薬効といえばすぐ思いつくのが「二日酔い防止」です。しかしそれ以外にも昔から民間薬や漢方薬として使用されたウコンはさまざまな薬効があります。ここでは知られざるウコンの薬効についてみていきましょう。

1.生活習慣病予防効果

秋ウコンに特に多く含まれるクルクミンの効果として、生活習慣病予防があります。肝疾患や心筋梗塞、糖尿病などを予防し、中性脂肪を吸収するためメタボリックシンドロームに効果があるとされています。二日酔いに効くのも肝機能を向上させる効果によるものです。脂肪の酸化を防ぎ新陳代謝を促進させる作用があるため、ダイエットにウコンを活用する人もいます。また悪玉コレステロールを吸収、抑制し、血管を柔軟にしてくれるため動脈硬化予防が期待できます。

2.糖尿病予防効果

ウコンに含まれる成分の一つに「タルメリン」があります。インドで行われた研究ではタルメリンに血糖値を上がりにくくし、糖尿病を予防する効果があることがわかりました。簡単に言うと食べ物からとった糖分を血液中に送り込まないようにしてくれるというわけです。

3.消化不良改善効果

暴飲暴食やストレスなどで胃腸の機能が衰えると、胸やけや食欲不振などを引き起こします。ウコンには胃の活動を活発にし、胃液を分泌して消化を促す効果があるとされています。

4.美肌効果

クルクミンには抗酸化作用があります。お肌の活性酸素を除去して老化のもとを排除してくれます。インド王朝ではウコンを肌に塗ってエステしていたという説も。日差しの強いインドで美肌を守る知恵だったのでしょう。シミができにくい美肌作りに一役買ってくれます。

5.がん細胞抑制効果

がんは人の細胞内で毎日発生しています。普通は免疫機能によってがん化することなく消滅していきますが、ストレスや喫煙、食事など様々な要因で免疫機能が衰えると、そのままがんが育ってしまいます。がんに育ててしまう喫煙やストレスなどの原因をプロモーターといいますが、現在までのがん予防はなるべくプロモーターとなる原因を排除することでした。近年アメリカのがん専門家が、ウコンにはプロモーターが存在していても、がんを育てないようにする力があるという学説を発表して話題になっています。確かに何年喫煙をしていてもがんにならない人は存在しますよね。そんな風にがんのもとを育てる原因があっても、がん化しないようにウコンが抑えてくれるといった学説です。