家庭菜園で生姜の育て方

冷え性の改善やダイエット方法として期待ができる「生姜」ですが、実は家庭でも簡単に栽培をすることができることはご存知でしたか?今回は「家庭菜園で生姜を育てる方法」について解説します。

①畑の準備

畑は植え付けの2週間ほど前に準備します。まず、苦土石灰を用意し、1㎡あたり100gを散布し耕します。耕した1週間後に元肥を施し、畝(うね)を作っておきます。

②種生姜の用意

種生姜を準備します。1個あたりの大きさは50g程度にしておきます。カットした場合、切り口が湿っていると土の中で腐ってしまうことがあるので、しっかりと乾かしてきましょう。

③植え付け

種生姜は地表から10㎝ぐらいの深さに植えます。複数個植える場合は、種と種の間隔を30㎝以上離して下さい。種を植えたら、その上から5㎝程度土を盛り、1ヶ月経つごとに10㎝ほど土をかぶせていきます。

④追肥・土寄せ

追肥は植え付けてから10日後より、2週間おきに3回行って下さい。水やりは毎日行うのではなく、表面の土が乾いた時に与えるようにしましょう。梅雨が明けると夏季に入るため、乾燥を防ぐために株元へワラを敷いておきます。

⑤収穫

生姜は3〜5月に植えるのが最適とされています。その場合、収穫は6月頃から収穫することができます。品種によっても多少違ってくるので、種生姜を購入する際に確認をし、最適な時期を調べてから植えるようにしましょう。

上手に育てるためのコツ

比較的簡単に栽培ができる生姜ですが、育てるコツを押さえることでより上手に育てることができます。コツをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

①土の温度に気を付ける
生姜は低温に弱いです。土の温度が10℃以下にならないように気を付けましょう。15℃以上が発育に必要な温度になります。

②強風に気を付ける
生姜の茎は非常に弱く、強風で折れてしまうことがあります。強風の時や、マンションなどで栽培する時は、防風ネットなどで風から茎を守る対策をしておきましょう。

③病気や害虫に注意する
病気になったり害虫が付いてしまうと、最悪の場合、苗が全滅してしまう危険性があります。異変を感じたり、虫に気づいたら早めに駆除するなどの対策が必要です。